■ 茶樹茸
SEIRYU Bio株式会社は、静岡大学の河岸先生との共同研究により茶樹茸に骨粗鬆症の原因となる破骨細胞の分化を抑制する作用があることを発見しました。

破骨細胞は、骨芽細胞/間質細胞からのM-CSFとRANKLにより分化が始まります。破骨細胞は複数の細胞と結合して成熟した破骨細胞になります。成熟した破骨細胞は骨を溶かします。
骨を新しく作る骨新生と破骨細胞によって壊される骨吸収のバランスが保たれていると、骨は常に新しい骨に生まれ変わり健康な状態を維持します。破骨細胞による骨吸収が強くなりすぎると骨新生が間に合わなくなり骨は脆くなってしまいます。
私たちはRANKLの作用により破骨細胞へ分化する性質の細胞をもちいて、RANKLが存在下でも破骨細胞に分化させない物質を探しました。そして中国で食用として食べられている茶樹茸の抽出物が破骨細胞の分化を抑制することを発見しました。

RANKLにより分化した破骨細胞

RANKL存在下、茶樹茸抽出物により破骨細胞への分化は抑制された。
(資料提供:国立水俣病総合研究センター 山本 恵 博士、静岡大学 河岸洋和 教授より)
さらに研究を進めた結果、茶樹茸の抽出物より破骨細胞の分化を抑制する物質を2つ単離同定することに成功しました。そのうち1つはこれまでに知られていない新規化合物(Chaxine A)でした。

また、培養細胞へのChaxine Aの影響は正常な細胞には毒性は示さず、破骨細胞の分化だけを強く抑制しました。

(資料提供:静岡大学 河岸洋和 教授より)
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